東邦学園を応援する支援組織「フレンズ・TOHO」の2023年度定期総会・記念講演会が6月23日（金）名古屋東急ホテルにて、70名を超す会員の皆様をお迎えして開催しました。　総会に先立つ記念講演会では、慶應義塾大学大学院システムデザイン・マネジメント研究科教授、ウェルビーイングリサーチセンター長の前野隆司さんが、「幸せのメカニズム～社員と社会を幸せにする経営とは～」のテーマで講演しました。
 前野さんは幸福感とパフォーマンスの関係を「幸福感の高い社員の創造性は3倍、生産性は31％、売上は37％高く、反対に欠勤率は41％、離職率は59％少ない」と分析し、企業を成長させ、企業価値を高めるために「経営者は社員の幸福感を高める職場環境をつくることが大切」と指摘。その上で,人が幸福感を感じる心的要因を「やってみよう因子」「ありがとう因子」「なんとかなる因子」「ありのまま因子」の4つの因子とし、経営者は社員がこのような気持ちを持てるよう努めるべきで、「これは教育においても同様」と説き、会場から大きな拍手が送られました。
 総会では神野重行会長の議事進行で2022年度事業報告、決算報告、2023年度事業計画、予算などが満場一致で承認され、榊直樹理事長からは、創立100年を迎える学園の近況を報告されました。
　久しぶりの開催となった懇親会では、加藤明彦副会長の発声で乾杯し、先日テレビ放送された東邦学園紹介番組「賢者の選択」が大型スクリーンで上映されるなか、参加者の皆様は懇親を深めました。