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寄 付

TOHO
INTERVIEW

2021.08.25

第71回 コロナ禍で開幕の秋季リーグ 「人間力野球」で勝ち抜きたい

硬式野球部キャプテン、マネージャー

又吉李樹さん 真柄直人さん

キャプテン 経営学部地域ビジネス学科3年 又吉李樹(またよし・りき)

沖縄県立嘉手納高校出身。2019年に愛知東邦大学を卒業した4歳上の兄翔也さん(教育学部)と入れ替わりに硬式野球部に入部。1年生の時からショートを守りレギュラーに。2021年春季リーグ戦後にキャプテンに就任。

マネージャー 人間健康学部人間健康学科2年 真柄直人(まから・なおと)

福井県立坂井高校出身。2020年に入部し、1年生秋に選手からマネージャーに。先輩マネージャーが卒業した2021年シーズンは1人だけのマネージャーとして44人の部員たちの活動を支えています。

 愛知大学野球の2021年秋季リーグ戦が828日に開幕します。依然として続くコロナ禍ですが、愛知大学野球連盟は改めてコロナ禍対応ガイドラインを示したうえで、「学生の人間形成・成長の機会を提供したいという一心から、春季リーグ戦に引き続き秋季リーグ戦を開催いたします」としています。2部リーグでの優勝、1部リーグ昇格を目指す硬式野球部キャプテンの又吉李樹さん、マネージャーの真柄直人さんに聞きました。

 ――春のシーズンが終わってからキャプテンですね。就任しての感想は。

又吉 難しい役割ですが、自分は1年生から試合に出ており、他の部員よりは試合経験は多いので、その部分は生かせられるのではないかと思います。秋季リーグはキャプテンとして初めて迎えるシーズンですが、全勝して2部優勝し、1部リーグとの入替戦に勝ち進みたいです。これまでもチームがベースとしてきた「人間力野球」を全面に打ち出し、野球の技術を磨くことと同時に、社会人としても大切な人間力も磨くことをチーム全体のスローガンに掲げました。

 ――2部リーグはこれまで12校が6校ずつABリーグに分れ、毎週2試合を戦って来ましたが、今年の秋季はABに分れず12校総当たりで11試合を戦うことになりました。

又吉 データが十分ない学校もあり、難しい面もあります。エース級を立てて向かってくる大学も多いと思います。うちも、毎週の2試合を、2年生投手3人を中心に回していくことになると思います。他チームもそうかも知れませんが、春に比べたらチーム状態は上がっているので、やれるという自信はあります。選手たちが蓄えてきた力を発揮できるよう、キャプテンとして引っ張っていけたらと思います。

 ――春季リーグ戦は惜しくも2位でプレーオフに進出できませんでした。秋季に向け、練習試合などもこなしてきたと思います。手応えはどうですか。

又吉 コロナ禍でオープン戦の試合数も例年に比べて少なかったですが、手応えのある試合も経験できました。福井工大、和歌山大、中京大など強豪校を中心に11試合戦ったオープン戦は56敗でした。全日本大学野球選手権大会に出場した和歌山大学には2―3で負けましたが、きっちり戦えたという手応えはありました。和歌山大は学生主体のノーサイン野球でも話題になったチームですが、考える野球という点ではとても勉強になりました。

 ――キャプテン同様、裏方を支えるマネージャーの仕事も大変そうですね。

真柄 部員は44人。4年生10人、3年生4人、2年生20人、1年生10人です。春季リーグに続いて秋季リーグでも愛知東邦大学は会場校の一つなります。日進グラウンドでの試合が土、日曜日に2試合ずつあり、他大学同士の試合も含め、部員たちはグラウンド整備など運営面の仕事もします。もちろろん、ホームグラウンドでの試合ですから、選手たちにとっては、遠方の球場に出向く移動時間がなくなる分、練習にあてられるメリットはあります。記録の作成、日程管理、試合準備や運営など裏方全般を支えるマネージャーの仕事を一人でこなすのは大変ですが、もっと大変なのは選手たちだと思っています。

 ――10時から試合開始の場合、グラウンドには何時集合ですか。

真柄 選手たちは7時半ごろから練習に入ります。ただ、愛知東邦大学の日進グラウンドが頻繁に会場に使われるようになってからは、すぐそばの東邦高校東郷グラウンドをお借りして、ベンチ入り選手20人はバッティング練習をします。その間に、出場メンバーに入っていない部員たちが、日進グラウンドで運営準備、グラウンド整備、ライン引きなどにあたります。東郷グラウンドが使えるよう動いてくださった高校の山田祐輔監督を始め、関係者の皆さんに感謝です。

 ――東邦高校とは甲子園大会愛知県予選を前に練習試合もしましたね。

又吉 はい。東郷グラウンドで2試合しました。高校生たちはさすがにはつらつとしていて、大学野球とは違ったいい体験ができました。金属バットを使った高校野球ならではのバリエーションがありました。来年は東邦高校から愛知東邦大学に来てくれる選手も3人いると聞いています。長年、東邦高校の監督をされた森田泰弘総監督の存在も大きいと思います。森田総監督は、土、日曜日は日進グラウンドでの練習に顔を見せ、豚汁や牛丼の炊き出しもして下さるなど、文字通り物心両面でお世話になっています。4年生たちも就職活動では田中洋監督と森田総監督に親身になって相談に乗っていただきました。感謝です。

 ――マネージャーが1人ということは、試合中のアナウンス役の女性部員もいないわけですね。

真柄 はい。以前は自校の選手紹介などは女子マネージャーが行っていましたが、今は相手チームに事情を説明し、お願いしています。入学して以来ずっとオンライン授業ばかりで、キャンパスでの生活体験がないこともありますが、野球部員や同じ日進グラウンドで練習するサッカー部員以外の学生はほとんど知りません。硬式野球部に興味あり、アナウンス役も引き受けてくださる女子マネの登場を心待ちしています。

 

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