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TOHO
INTERVIEW

2023.11.17

第98回 1部リーグの舞台で新たな歴史を創りたい

創部22年目で1部昇格を決めた男子サッカー部キャプテン

山﨑 楽久さん

人間健康学部2年生

山﨑 楽久(やまさき・がく)
父親の勤務地だった沖縄県那覇市生まれ。15歳まで沖縄のクラブチームでサッカーを続け、千葉県の流通経済大学付属柏高校に入学。3年生だった2021年夏に福井県で開催されたインターハイ、冬には全国高校サッカー選手権大会に出場。石渡靖之総監督(人間健康学部教授)のスカウトで2022年4月に愛知東邦大学入学し男子サッカー部に入部。2022年シーズン終了後にキャプテンに就任。2024年もキャプテンとして1部リーグに挑みます。

愛知東邦大学男子サッカー部が10月21日に開催された2023年東海学生サッカー2部リーグ最終戦で岐阜聖徳学園大学に2-1で勝ち、2002年の創部以来22年目で悲願の1部リーグ昇格を決めました。2024年シーズンから12校が参加する1部リーグでもキャプテンとしてチームを率いる人間健康学部2年生の山﨑楽久さんに聞きました。

――男子サッカー部は大学開学2年目の2002年、入学してきた2期生たちが創部しました。2010年秋に待望の2部昇格を決めましたが、1部 昇格までにさらに13年かかりました。知っていましたか。
 そうなんですか。授業では、「1部に昇格したみたいだね。おめでとう」と声をかけていただく先生もいますが、そんな長い歴史があるとは知りませんでした。総監督の石渡先生が、元市立船橋高校サッカー部の監督で、千葉県とつながりが深く、愛知東邦大学サッカー部に流通経済大柏からぜひ選手がほしいと3回も足を運んでくださいました。入学した2022年から、僕を含めて1年生7人が試合に出ていました。勝てば1部昇格という最終戦で名古屋経済大に敗れ、入学1年目でとても悔しい思いをしたこともあり、今年こそはという思いでつかんだ2年生での1部昇格でした。

――1年生の終わりからキャプテンに選ばれたわけですね。
 昨年キャプテンだった4年生の鵜飼陸哉さんと石渡先生、氏原良三監督が話し合って指名されたようです。第1候補だった3年生の松永凌さんが教育実習と重なり、全練習に参加できない事情もありました。現在の部員は41人。1年生12人、2年生17人、3年生8人、マネージャー2人です。活動は東邦高校グラウンドで水、木曜日の朝錬(午前7時~8時15分)と日進グラウンドでの火、金曜日の練習(午後5時~7時)、週末の試合という流れです。

――キャプテンを任せられるということに躊躇はありませんでしたか。
 はい。この1年、キャプテンとしては声を出してチームの雰囲気を作ってきました。厳しいこともどんどん言いました。自分らしく思い切りプレーすることが、キャプテンらしく引っ張っていくことにつながると思っています。先輩にもいうべきときはガンガン言います。ゲームの中ですから、それで嫌われるということはないです。石渡総監督、氏原監督からは、「絶対に俺たちが昇格するんだぞ」「1部に行くぞ」と毎日のように言われ続けた1年でした。細かい戦術的な話もありましたが、お2人からは、「1部にいくんだぞ」と気持ちを高めてもらいました。

――1部リーグに挑む2024年シーズン。キャプテンとして何が大事だと思っていますか。
 1部リーグですのですべてにおいてレベルアップします。2部では周りに気をつかいながらという面もありましたが、1部では、まずは自分のプレーに集中し、やれるペースをつかんでからチームを引っ張っていくことになると思います。普段の練習などでは、緩かったらカツを入れて、厳しく締めるようやっていくつもりです。僕も含め、個々がレベルアップし、愛知東邦大学サッカー部の新たな歴史を創っていきたいです。

――2部リーグ10校が1部昇格枠2をかけて戦った今季、愛知東邦大学は13勝2敗3分で2位でした。同じ2年生の髙橋快選手がアシスト7でランキング3位です。
 彼はコーナーキックやフリーキックのキッカー。セットプレーは東邦の強みで、コーナーキックからの得点が多かった。しっかり時間をかけて練習しました。そこでたくさん点を取っているのでアシストも自然に増えました。髙橋快の蹴ったボールをみんなが決めました。チームは飛びぬけて得点力がある選手がいたというより、1年生の原汰暢、2年の市村遼ら5、6点取った選手が何人かいました。セットプレーでは髙橋のキックボールをDFで1年の垂見公貴や岡田結希がよく得点にしました。この2人も4、5点取っています。

――1部リーグは12校。どんな仕組みのリーグ戦になるのですか。
 前期は12校総当たり戦で、1位から12位まで順位が決まります。後期は1位~6位の上位リーグと7位~12位の下位リーグに分かれます。下位リーグは1部残留争いとなります。上位リーグの1位、2位、3位はインカレが狙えます。上位6チーム、下位6チームとも2部に比べたら強い。来年はそうした厳し戦いの中に入っていきます。

――中学まで過ごした沖縄から千葉の高校、名古屋の大学と親元から離れて5年ですね。
 はい。一人っ子で親元を離れて5年です。1部昇格を決めた岐阜聖徳学園大との最終戦の試合の時は、今は鹿児島にいる両親が出てきてくれ応援してくれました。いいところを見せたかったです。サッカー以外に趣味はありません。将来はプロサッカー選手になりたい。1部リーグではスカウトの方も来るのでチャンスが広がると思っています。

最終戦で勝って1部昇格決定

思い切りプレーすることがキャプテンらしさにつながると思う

プロサッカー選手になりたい

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