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寄 付

TOHO
INTERVIEW

2024.09.04

第104回 スポーツでのまちづくり実践報告でプレゼン全国優勝

「スポーツ・健康×まちづくり部」部長

林 空生さん

人間健康学部3年生

林 空生(はやし・そらお)
名古屋市生まれ。中学校体育教員をめざし愛知東邦大学人間健康学部に入学。スポーツを通した名東区のまちづくりに関わり、2年生の時に「スポーツ・健康×まちづくり部」を創部し部長に。名古屋経済大学市邨高校卒。

株式会社マインドシェア主催の第74回教育情報共有会「全国の学生がプレゼンテーション#4(決勝大会)」が8月20日、東京で開催され、人間健康学部部3年生の林空生さんが、「Best of best」(優勝)に輝きました。夏休みにビッグな体験をした林さんに感動を振り返ってもらいました。

――地区予選にあたる東日本大会では5大学のうち、上位2校に選ばれての決勝選進出でした。学生プレゼン大会トップに選ばれた感想は。
 西日本、南関東、東日本の3地区から2人ずつ6人での決勝でしたが、まさかの優勝に驚きました。他の発表を聞いていて、それぞれ、作り込んできたな、しゃべりがうまいと感じました。声の抑揚を途中で大きくしたり小さくしたりして、聴衆を引き込む力があり、うまい、自分とは全然違うなと思いました。結果的には「Best of best」に選んでいただきましたが、「まさか自分が」という思いでした。表彰式でコメントを求められ、「僕はみんながBest of bestだと思っていて、今後も皆さんとのつながりを大切にしていきたい」という言葉が出てしまいました。賞を取れたということは、「教師になる」という自分の最終目標達成には大きな自信、武器になると思いました。

――「スポーツ・健康×まちづくり部」(まちづくり部)は2024年2月に開催された愛知東邦大学の「地域と連携した授業・活動報告会」でも最優秀賞に選ばれています。部を作った経緯を教えてください。
 高校までずっと部活を打ち込んできましたが、大学1年生の途中から、先生の紹介で、東邦学園のスポーツ・文化振興局が名東区内で展開していたスポーツイベントに参加しました。2年生の時に、このような活動を継続させたいと思い、「スポーツ・健康×まちづくり部」を作りました。

――今回のプレゼン決勝大会のテーマは「学生生活で成長したこと」でした。
 僕はまちづくり部の設立者・部長として、「チャレンジから成長へ」のタイトルで報告しました。1年生の時は2人だけで活動していたので、やることが多すぎてたくさんの失敗をしましたが、2年生になり、まちづくり部が発足したことで、活動は大きく広がり、名東区19学区のうち8学区で11のイベントを開催し、1600人以上の地域の方々と交流しました。イベントはスポーツ・文化振興局が企画した、「親子で楽しいスポーツ体験教室」「スポーツチャレジフェスティバル」「地域運動会再生プロジェクト」が中心です。

――プレゼンでは、イベント開催までにやることが8割、当日が2割と事前準備の大切さを挙げていました。
 前日までにどれだけ準備がとても大事で、それによって質が変わることがあります。プレゼン後、審査員の方からは「力の入れ方での前日対当日の比率は企業なら9:1」という指摘もいただきました。

――まちづくり部の活動を通し、マネジメント面での成長があったと報告していました。
 成長を支えたのは3つの力でした。企画力(参加者に楽しんでもらうためのプログラム作成など)、傾聴力(学区が求めているニーズを聞き出す)、調整力(仲間との協力)です。自分が卒業後も活動が途絶えないよう後継者育成の大切さも強調しました。審査員の方々からもこのマネジメントに関わる部分を評価する講評をいただきました。

――本番を迎えるまでかなり準備をしたのですか。
 本番を迎える前に、大学で、学生・キャリア支援課の松井(慶太)さん(課長代理)が中心となって、本番を想定したリハーサルをしてくれました。今回は大学内で発表するのと違って、僕らの活動を何も知らない人たちに伝えるわけですから、細かい点でも松井さんにアドバイスしてもらいました。この練習の成果も大きかったと思います。

――猛暑の夏が終わるとスポーツの秋です。
 夏休み明けからは、学園スポーツ・文化振興局とともに取り組む地域の運動会や駅スポなどのスポーツイベントが目白押しです。毎週のように土、日のスケジュールが埋まっています。時間がない中ではありますが、しっかりと準備したいと思います。後輩たちを育てるために、どんどん実践を取り組ませていきたい。今まで自分が、全部、学生の統括とかやってきましたが、後ろで見守り、アドバイスとかをしながら、自分が卒業してからもやっていける体制にしていければ思います。

大学に戻り受賞報告

受賞者インタビューでの林さん

参加者たちと記念撮影

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