東邦高校出身で流通経済大学4年生のアピアタウィア久選手が、JFA(日本サッカー協会)特別指定選手として、Jリーグデビューしました。東邦高校出身のJリーガーは2012年に名古屋グランパスU18から名古屋グランパス入りした水野泰輔選手に次いで2人目ですが、サッカー部出身としてはアピアタウィア選手が第1号となりました。
アピアタウィア選手は2017年に東邦高校を卒業し、進学したサッカー強豪校の流通経済大学でも活躍。2021年からはJ1のベガルタ仙台への加入が内定していますが、3月19日にJFAからJリーグ公式戦に出場できる特別指定選手として承認されました。
新型コロナウイルス拡大の影響により開催が延期されていたJリーグ再開に伴い、アピアタウィア選手は7月8日の第3節・浦和レッズ戦からベンチ入りしており、今後の出場が期待されます。
父親がガーナ人のアピアタウィア選手は身長191センチという恵まれた体格で、東邦高校時代もDFとして活躍。東邦高校が出場した第95回全国高校サッカー選手権大会で、東邦は2回戦で連覇を狙う東福岡高校と対戦し、0―1で敗れましたが、アピアタウィア選手は体を張って東福岡高校の攻撃に立ち向かいました。
当時、校長として等々力陸上競技場スタンドから声援を送った佐々木泰裕理事は「ヒサシは3年生なってからの活躍がすごかった。流通経済大サッカー部の優勝祝賀会に招かれたこともあります。東邦高校サッカー部出身でのJ1選手誕生は本当に素晴らしいことで、これからの活躍が楽しみです」と話しています。
アピアタウィア選手は「浦和レッズ戦にベンチ入りすることはできましたが、これに満足することなく、試合に出場すること、チームの勝利に貢献できるように日々精進します。引き続き応援よろしくお願いします」と話しています。