TOHO MARCHING BAND（TMB）の最初の本番はパレードでした。マグダレナフェスティバルのオープニングパレードで、約20台ほどのフロートの先頭をパレードしました。短い距離で15分程度のパレードでしたが、沿道は観客の皆さんで埋め尽くされていました。
　パレードの後は、ステージショーの本番でした。事前に「12〜14分程度のショーを」という連絡が入っていたので、13分のショーを準備して行きましたが、なんと本番直前に1時間よろしく、という無茶振り。
　これにはさすがに絶句でした。しかもステージサイズも違う…。海外あるあるなのか、スペインあるあるなのか…。13分のショーしか準備していない、と主催者に伝えましたが、それを4回繰り返してくれてもいい、という返答…。さすがにそれではお客様も飽きてしまう、ということで、急遽レパートリー曲の中から選曲。40分のショーにして、残り20分は申し訳ないですが、同じことの繰り返しをして1時間のショーを披露しました。
　完璧とはいえませんが、しっかりと対応できてのではないかと思います。ショー終了後には、ご観覧いただいたご家族連れが何組か写真を一緒に撮りたいと駆け寄ってくださり、一緒に撮影を楽しみました。
　今回の遠征では、打楽器が航空機の受託手荷物として預けることができず(アメリカには持って行けたけど、ヨーロッパ便は規制が厳しいとのこと)、現地でレンタルをお願いしていました。事前に使用する楽器の名称や写真を送り、レンタル可能ということだったのですが、昨夜ホテルに届いていたのは想定の範囲外の楽器でした。しかしながら、お借りできた事に感謝して、出来る限りの対応をして本番に臨みました。
　まだ改善できそうなことがあるので明日以降調整をしようと思います。
　そんな中でのプログラム変更でしたが、しっかりと対応できるようになったのは、年末年始のアメリカ遠征の経験があったからだと思います。また、今日の本番でひとつ確信したことがあります。「YMCA(ヤングマン)は世界共通で盛り上がる」ということです。笑
　明日以降の本番もしっかりと準備をして臨みたいと思います。（日本時間3月8日午前4時32分、TMB音楽監督 白谷峰人）