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2019.12.05

75年前の空襲犠牲者慰霊の日で献花式

 終戦末期の1944年12月13日、名古屋市東区の三菱重工業名古屋発動機製作所大幸工場で勤労動員中、空襲の犠牲になった旧制東邦商業学校の生徒ら22人を追悼する献花式が12月4日、東邦高校内「平和の碑」前で行われました。
 午後1時から始まった献花式には東邦高校、愛知東邦大学の生徒や教職員、犠牲となった東邦商業学校生たちの同期生らが参列しました。
 

 榊直樹理事長は、「今年も東邦学園慰霊の日を迎えました。私たち教職員と生徒、学生は、何年たっても決して忘れてはならない日として、痛ましい記憶を改めて刻み直すこととします」とあいさつ。「昭和19年12月13日午後、名古屋はB29の大編隊90機に爆撃され、航空機エンジンを製造していた三菱発動機大幸工場で、勤労動員中の生徒ら330人が犠牲になり、東邦商業の生徒18人、付き添いの先生2人も犠牲になりました」と、75年前の悲劇を振り返り、追悼の言葉を述べました。
 後輩にあたる生徒たちを代表して、生徒会長の野呂優希さん(2年)が誓いの言葉を述べました。野呂さんは、「私たちは空襲で犠牲になられた方々の同期会である辰巳会の皆さんの声を収めた動画を作成し、戦争という負の歴史を繰り返さず、風化させない活動にも取り組んでいます。作成した動画は慰霊の日である本日、クラスでも流しました」と報告しました。
 この後、参列者全員で黙とう、献花を行いました。今年の東邦商業OBの参列者は92歳の岡島貞一さん、91歳の奥野光昭さん、2学年下の鰐淵幸彦さん(89)の3人。献花式後、3人は控室で約10分間の動画を視聴し、生徒たちに改めて75年前の悲劇の思い出を語りました。

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