旧制東邦商業学校の姉妹校だった金城商業学校の「入学案内」や校友会誌などの資料が愛知東邦大学図書館所蔵の「東邦学園下出文庫」に保管されていました。
金城商業は空襲で校舎が焼失、所蔵資料も失われ、これまで学校史の足跡はほとんど知られていませんでした。
母校を失い卒業生同士との連絡も取れないまま全国に散った金城商業卒業生たちは戦後32年を経た1977年8月末、卒業生名簿発行にこぎつけました。「あとがき」で作成委員会は、「発刊は戦争の傷跡をえぐり出す作業だった」と、戦争に翻弄された母校の悲憤の歴史を書き綴っています。
「語り継ぐ東邦学園史」の第85回「悲憤の金城商業学校史」をご覧ください。