第73回秋季東海地区高校野球大会で、2回戦(準々決勝)に進出した東邦高校(愛知2位)は10月25日、四日市市の市営霞ケ浦球場で2年連続36回目出場の県岐阜商(岐阜1位)と対戦、0―7で8回コールド負けしました。2年ぶりに秋の東海大会に挑んだ東邦の来春の甲子園への夢は消えました。
東邦先発の知崎は立ち上がりを攻められいきなり1失点。ただ、0―2で7回の攻撃を迎えた段階での安打数は東邦、県岐商ともに6本、失策1と数字の上では互角。東邦応援席の多くは、前日に続く〝逆転の東邦〟を信じていました。
しかし、再三の好機を生かせず、長打が出ない東邦に対し、県岐商は長打と東邦守備のミスも引き出し勝ちパターンの展開。7回に2点を追加し、8回も0―6とし、なお2死満塁と攻めたて、タイムリー打で7点目の走者がホームベースを踏んだ時点でコールド勝ちが成立しました。
スコアボードに県岐商のサヨナラコールド勝ちが表示されると東邦選手たちは一瞬ぼう然。悔し涙が止まらないレフト金森に、センターで主将の鈴木が懸命に声をかけていました。
監督として初の甲子園切符を目指した山田祐輔監督は、試合後のメディア取材で「甲子園に行ける力はついてきたが、相手をねじ伏せるだけの強さがまだない。冬に厳しい練習に取り組み、夏を目指す」と語っていました
東 邦 000 000 00 = 0
県岐阜商 100 010 23 = 7
(東邦)知崎―落合