TOHO MARCHING BAND(TMB)が中部国際空港(セントレア)から、「ライブハウス専属バンド」の意味にあたる「ハコバン」の称号とともに音楽功労賞を贈られました。表彰式は5月29日、セントレアイベントプラザで行われ、「マーチングの聖地を目指すセントレア、これからもその牽引役を担ってくだいさい」とTMBの功績を称えました。
セントレアでは2016年から毎年、空港をステージとする吹奏楽演奏と華麗なパレードが楽しめる「スカイ・マーチング・フェスティバル」が開かれています。初の音楽功労賞をTMBに贈る理由としてセントレアは、「第1回目以来の毎回出演で延べ出演回数は13回、延べ出演者は549人にのぼる」として、以下の授賞コメントでTMBを称えました。
<中部地区を代表するスクールバンド東邦高校に愛知東邦大学が加わった「TOHO MARCHING BAND」。青い空、白い雲、青い海、滑走路を飛び立つ飛行機を背景に、黒いコスチュームの一団が、美しく迫力ある音色を奏でながら規律正しく行進する姿は圧巻の一言。マーチングの聖地を目指すセントレア、これからもその牽引役を担ってくだいさい>
表彰式でTMBの白谷峰人音楽監督に手渡された表彰状も「あなたは長きにわたりセントレア空港音楽祭の発展に大きく貢献されました。ここにハコバンの称号を贈り表彰いたします」と功績を称えました。
TMBを代表してお礼の言葉を述べたのは愛知東邦大学教育学部4年生の天野まいさん。天野さんは東邦高校時代から、開催された「スカイ・マーチング・フェスティバル」には全て出場しており、「音楽を通して人々に勇気を与えられたことをうれしく思います」とあいさつしました。
コロナ禍で毎年5月の開催予定の延期を余儀なくされたこともあったものの、7年目を迎えた2022年フェスティバル。TMBは29日午後、他5チームとともに空港を見渡すスカイデッキでのパレード、イベントプラザでのフロアショーに出演し、迫力あふれる演奏で集まったマーチングファンらから盛んな拍手を送られました。