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2023.04.17

東邦が高松商業に打ち勝ちセンバツ最多タイ58勝

第95回記念選抜高校野球大会で東邦高校は3月25日、香川の高松商業高校に6―3で勝って16強入りし、ベスト8をかけた3回戦進出を決めました。
 東邦は1点を追う4回、2番大島善也がヒットで出塁、けん制悪送球などで3塁に進んだ場面で3番の眞邉麗生がレフトにタイムリー2塁打を決めて同点に。4番の石川瑛貴選手も連続2塁打で続き2―1と逆転しました。先発の山北一颯投手は打たせて取るピッチングで6回を1失点に抑えました。
 東邦は6回に、大会でライト守備とリリーフ投手の二刀流で活躍する岡本昇磨のソロ本塁打も飛び出すなどリードを広げました。2点差で迎えた8回の2死2、3塁のピンチは遊撃手大島の値千金のファインプレーでしのぎました。東邦の放ったヒットは岡本の本塁打、石川の3本の2塁打など長打7本を含む12本。9本の高松商業に打ち勝っての2回戦突破でした。
 東邦は31回目出場のセンバツでの通算勝利数が58勝となり、歴代最多となる中京大中京高校にならびました。
 山田祐輔監督は「大会最多タイの58勝は嬉しいが、チーム一丸で勝ったことの方が自分の中では大きい。選手が粘り強く戦ってくれ、うちのやりたい試合展開に持って行けた。山北は前の試合でマウンド度胸がついたように感じたので先発起用にチャレンジしてみました。大舞台で長く投げることは初めてでしたが、その中で力を発揮した。中軸の選手たちが頼もしいバッティングでチームが勢いづいていると思います」と報道陣へベスト8への自信のぞかせていました。
 1塁側アルプススタンドはこの日も東邦の大応援団で埋まり、朝6時に学校を出発して乗り込んだマーチングバンド部員たちとともに迫力ある応援を送り続けました。3回戦の相手は兵庫の報徳学園ですが、勝てば翌日が準々決勝。選手たちも応援団にとっても試練の過密日程となりますが、マーチングバンド部を率いる白谷峰人監督は「雨模様の天気予報もあり、準備のやりくりが大変」と嬉しい悲鳴をあげていました。

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