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2024.01.10

東邦高校サッカー部の朴選手がジュビロ磐田入団会見で決意

 東邦高校サッカー部3年生の朴勢己(ぱくせぎ)選手(DF・MF)が、2024年シーズンからJリーグ1部ジュビロ磐田に入団することが決まり、1月9日、東邦高校で入団会見が行われました。東邦高校サッカー部出身のJリーガーは、流通経済大に進学後2020年に仙台入りしたアピアタウィア久選手以来2人目ですが、高卒から直接Jリーグ入りは初めてです。会見には榊直樹理事長、藤本紀子校長も同席しました。
 朴選手は2年生だった2022年に全国高校選手権大会、3年生の2023年にインターハイに出場。184センチの高さを生かした守備や足元の技術、2年生からキャプテンを務めるなどのリーダーシップが注目されてきました。
 同席したジュビロ磐田の金園英学スカウトは「360度、相手のプレッシャーについていきながらパスが出せる、常にボールを離さない、強いメンタリティ、リーダーシップに注目してきました。素晴らしいプレーヤーに育つことを期待しています」と朴選手に注目してきた点を語りました。
 朴選手は「伝統あるジュビロ磐田に加入できたことを大変嬉しく思います。チームに貢献できるように頑張ります」とあいさつ。「昔から負けず嫌いだったので、東邦高校の3年間でも、朝練には一番早く来て、最後まで残って練習してきました。メンタルを高めるため、部屋に〝俺の中に怪物がいる〟と書いた紙を張っています」などと自己紹介しました。
 朴選手の今後について見解を求められた石渡靖之総監督は、「大学経由Jリーガーが多くなり、高卒Jリーガーはハードルが高い。今まで経験したことのない厳しさが要求されると思いますが、彼はへこたれない水準以上のものをもっています」と述べました。
 会見後、中庭でサッカー部員たちから胴上げと騎馬での祝福を受けた朴選手は入寮のため静岡県に向かいました。
 会見は両親も見守りました。元Jリーガー(サガン鳥栖)でもある父親の朴永浩(よんほ)さんは「Jリーグはレベルも上がっており厳しいと思うが、やりたいことを全力でやればいいと思っています。真面目な高校生でしたが、サポーターに愛される選手になってほしい。もちろん活躍しないと愛されないし真面目でないと愛されない。真面目にサッカーに取り組んでチームに貢献してほしい」と語りました。
 母親の張春仙(ちゃんはるか)さんは「小さい時からサッカーで飯を食いたいと言っていたので晴れがまし気分ですが、一方では寂しさもあります。男4人兄弟の2番目で一番周りに気配りができる子でした。食事はいつもおいしいと言って食べてくれていたので、これから何をモチベーションにご飯をつくればいいのかという思いです」と、夢に向かって羽ばたくわが子への思いを苦笑まじりに語りました。

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