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2024.03.11

カステリョン市民の皆さん本当にありがとう!

 今日(3月10日)がマグダレナ国際音楽フェスティバルの最終日です。今日は昼にステージショー、夜にファイナルパレードの予定でした。
 ステージショーは最初の本番で披露して以来になります。最初にステージショーを披露した場所とはまた別のステージでしたが、昨日実際のステージ(カステリョン市庁舎前広場)を見ることができたため、サイズを測り今日の本番に備えました。朝食後に練習をしてフォーメーションを変更。ショータイムも13分でピッタリ。万全を期して会場に向かいました。
 がしかし、、、ここで今日のヨーロッパ・スペインあるある発動。出演順は7団体中6番目。5団体目が始まった時に、「今日は8分でよろしく」「……わかりました!」
 これまでなら「本番直前に何を言ってるんだ?そんなことちゃんと事前に言いなさい」などと怒りの思いが前面に出ていたと思います。しかしスペインにきてから学んでますから、どこをどうカットしようかと楽しみながら考えることができるようになりました。
 無事8分でショーを終えて、一度ホテルに戻り夜のファイナルパレードに備える予定でしたが、またしてもヨーロッパ・スペインあるある発動。「今からパレードします」「…へ?」「夜じゃないの?!」
 TOHO MARCHING BAND(TMB)とニュージーランド陸軍音楽隊の2団体だけでしたが、ステージショーの後にパレードしました。カステリョン市庁舎前広場(マヨール広場)からゴール地点であるラファラフェナ公園まで、わずか15分でしたがパレードしました。
 そして、ここで私たちは「マスクレタ」という爆竹ショーを間近で見学するという貴重な体験をしました。途切れることなく連続で爆竹や花火が発火され、それはもう耳をつんざくような爆音と振動が5分以上。地響きを感じるくらいの振動が身体中を駆け巡り、耳を塞いでもうるさいくらいの音でした。お客さんもすごい人だかりで、スペイン・バレンシア地方の文化をまた一つ体感できました。
 そして、いよいよファイナルパレード。もうなんて表現すれば良いのかわからない高揚感と達成感。異文化コミュニケーション。あえて言うなら「サイコーに楽しい」パレードでした。お客さんとの一体感というか、演者と観客という区別がない、一緒に音楽を楽しむということが出来たのだと思います。
 現地滞在はたった4日間でしたが、毎日発見や驚きがあり、とても充実して学びが多くありました。今、とても伝えたいことは、「カステリョン市民の皆さん、本当にありがとうございました」
 追伸 明日、帰国の途につきます。二日間かけての帰国になります。無事全員が帰れますように。(日本時間3月11日午前7時59分、TMB音楽監督 白谷峰人)

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