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2018.03.27

東邦、遅すぎた「戦闘開始」 花巻東に無念の初戦敗退

 第90回記念選抜高校野球大会に29回目出場の東邦高校は3月26日、2回戦第3試合で、花巻東高校(岩手)と対戦、3-5で惜しくも敗れました。全国最多となる5回目優勝で、通算勝利数でも最多記録目指した東邦高校は、9回に2点差まで追い上げる反撃を見せましたが、奇跡の大逆転はなりませんでした。東邦高校のセンバツ初戦敗退は25回目出場となった2003年に智弁和歌山高校に敗れて以来です。
 この日の甲子園球場は第2試合に地元の大阪桐蔭高校が登場したこともあり、午前10時半ころには、対戦相手の伊万里高校(佐賀)や、第3試合で東邦高校が陣取る3塁側アルプス席、内野特別席券は売り切れに。レフト側外野席には、アルプス席に入れなかった東邦ファンも目立ちました。
 

 先攻の東邦の攻撃が始まると、アルプス応援席では、「We are東邦」のプレートが掲げられ、東邦スタイル「戦闘開始」の応援がスタート。61人の応援バンドには愛知東邦大学吹奏楽団の9人も加わり、狭い席間を左右に移動したり、楽器を回したりして約20曲の応援演奏でスタンドを盛り上げました。
 東邦は1回裏、四死球などで1死一、三塁のピンチを招き、内野守備が乱れて花巻東に1点の先制点を許しました。花巻東は4回には投手田中が自ら右前2点適時打。東邦は3点を追う6回、林が2塁打で出塁し、4番石川の内野ゴロで1点を返しました。
 花巻東に2点を加えられ、4点差で追う東邦の9回表の攻撃。北川のタイムリー2塁打で東邦が2点を返すと、応援席は、東邦の〝ミラクル〟を期待する大声援に包まれました。しかし、鳴り響いた2度目の「戦闘開始」も残念ながら、奇跡の勝利を呼び込むことはできませんでした。
 東邦の強打打線をビデオで徹底分析したという花巻東の田中投手は球速103キロ、108キロなどのスローボールを生かしたチェンジアップで東邦打線を5安打に封じ込み、8三振を奪って完投。東邦の4番に座った石川も「相手ピッチャーの球が思った以上に遅くて合わせられなかった。どんな投手でも自分の打撃ができるよう練習していきたい」と悔しそうでした。
 90回記念大会の春は惜しくも初戦で敗退しましたが、100回記念大会の夏の大会での東邦高校のリベンジに期待しましょう。

 

 

 

 

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