つながる東邦打線 筑陽にも快勝で30年ぶりベスト4

2019年4月1日

 第91回選抜高校野球大会でベスト8(準々決勝)に進出した東邦高校は3月31日、第3試合で福岡の筑陽学園高校に7-2で快勝し、優勝した平成元年(1989)年の第61回大会以来30年ぶりのベスト4(準決勝)を決めました。
 東邦高校がベスト8まで勝ち上がったのは現在の木下達生コーチをエースに勝ち進んだ2005(平成17)年の第77回大会以来でしたが、この日は下位打線がつながり、30年ぶりベスト4進出をたぐり寄せました。
 東邦は4回表、6番の長屋陸渡(3年)から3連打で2点を先行。6回も長屋の中前安打を皮切りに6長短打を集めて5点を奪い、一気に筑陽を引き離しました。エース石川昂弥(同)から奥田優太郎(同)とつないで投手陣が筑陽を5安打に抑え込み反撃を寄せ付けませんでした。
 30年ぶりのベスト4進出について森田泰弘監督は報道インタビューで、「本当にうれしい。選手たちも日頃から甲子園での優勝を目標に掲げて練習をしているので次も力を合わせて戦っていきたい」と力強く語りました。全国最多5回目の優勝も視野に入ってきたことについて主将の石川投手も「あと2つ勝てば優勝だということを意識してしまいますが、まずは目の前の1戦1戦を大事に戦いたい」と冷静でした。
 この日の甲子園は時おり日差しはあるものの曇り空。冷たい風の中で一時はひょうが舞う荒れ模様で、終盤には雨が強まり、観客が球場内に逃げ込む場面もありました。
 スタンド電光掲示板では、「練習通りのプレーを堂々として勝利を掴んで」「全員野球で全国制覇だ」など東邦への応援メッセージも流れる中、3塁側アルプススタンドは、東邦が得点を重ねるたびに喜びが爆発。試合を決定づける5点が入った6回表の攻撃では喜びも最高潮に達しました。
 アルプス席上段に陣取って声援を送っていた硬式野球部OB会会長の大橋伸治さんら年輩OBたちが駆け寄りメガホンをかざして喜び合いました。山倉和博捕手(元巨人)らもいたメンバーでベスト8まで進んだ1973(昭和48)年の第45回大会を経験している大橋さんは「うれしい。この調子なら優勝も十分行ける」と声を弾ませました。
大阪桐蔭高校吹奏楽部はこの日も途切れのない演奏で東邦の攻撃を後押し。試合終了後、「ガンバレ東邦高校硬式野球部」の横断幕が掲げられた楽器運搬専用バスの周囲には撮影用スマホを手にしたファンもたくさん見られました。
 東邦高校との友情応援を実現させた橋渡し役の梅津有希子さんとともに生徒たちの終了作業を見守った梅田隆司監督は「ここまでの3日間、とても楽しく応援できました。ここまで来たらぜひ優勝したいですね」と笑顔でした。
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