第75回秋季東海地区高校野球大会で東邦高校が常葉大菊川高校(静岡)を7―2で破り、2018年以来4年ぶり、12回目の優勝を果たしました。来春の甲子園選抜大会での東海地区の出場枠は3で、東邦高校の出場はほぼ確実となりました。東邦高校は11月18日に開幕する明治神宮大会に出場します。
決勝戦は10月30日、準決勝と同じ静岡市の草薙球場で行われました。東邦は1回、2死2塁でキャプテンの4番石川瑛貴選手の強い当たりがショートエラーを誘い1点を先制。4回にも先頭の石川が2塁エラーで出塁、無死満塁からのタイムリー打などで3点を奪い4―0と試合の主導権を握りました。常葉大菊川は4回裏に、1点を返しその後も粘りを見せましたが、8回まで投げた東邦のエース・宮國凌空投手、9回にライト守備からマウンドに上がった岡本昇磨投手に4安打に抑え込まれました。東邦は15安打、7対2で試合を決めました。
閉会式では優勝旗を手にした石川選手を先頭に東邦高校と、準優勝の常葉大菊川高校が内野グラウンドを一周。榊直樹理事長とともに全員で記念撮影を行った後、選手たちは山田祐輔監督を胴上げし喜びを爆発させました。
山田監督は試合後の報道取材で、「毎日の練習で細かいことを徹底してやってきたチーム力が粘り強さとなり、優勝につながったと思います。夏は甲子園までもう一歩のところで及びませんでしたが、新チームでは経験のある選手が減った分、少ないチャンスをものにし、守備は最少失点に抑える野球をやってきました。接戦をものにすることで成長できたかなと思います。選手たちは本当によくやってくれました」と選手たちの健闘をたたえました。
明治神宮大会出場については、「今のうちの実力はどれくらいかを計れる大会。自分たちの力をどれだけ出せるかが勝負になる」と決意を語りました。
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2022.10.31