東邦高校美術科に実技専用の新校舎「創作棟」が完成し、4月5日、完成式が行われました。愛知東邦大学東側の駐車場跡地に誕生した創作棟は鉄筋２階建てで、油絵、日本画、デザイン、彫刻、デッサンの創作活動の拠点となります。
　午後0時半から行われた完成式はTOHO MARCHING BAND（TMB）がファンファーレ演奏するムソルグスキーの「展覧会の絵」でスタート。
　榊直樹理事長があいさつし、「限られた短い工期の中で、普通ではなかなかない建物を完成させてくださった青島設計様と矢野建設様に心より感謝申し上げます。東邦学園は創立100周年を迎えましたが、開設30年を迎えた美術科も大きな宝です。これを機により創作活動に励んでいただいて、東邦学園がさらに皆さんに喜んでいただける学園になればと思います」と述べました。
　藤本紀子校長も「青島設計様、矢野建設様のご尽力で新年度からの授業開始に間に合う建物が完成しました。美術科は今年30周年を迎えますが、中部地区で4専攻（油絵、日本画、デザイン、彫刻、デッサン）を有する美術科は本校だけです。この素晴らしい創作棟で生徒が一段と飛躍をし、100周年という節目に美術科の新しい歴史が開くことを確信しています」とあいさつしました。
　式典には設計会社である株式会社青島設計、施工した矢野建設株式会社の代表者も出席。両社代表に東邦学園から感謝状が贈られました。この後、創作棟オープンを記念して、榊理事長、藤本校長、青島設計、矢野建設代表者によるテープカットセレモニーが行われ、TMBによるお祝いの演奏が行われました。
　セレモニーを見守った美術科の小塚康成主任教諭は「想像以上に美しく立派な建物が完成しました。道路に面して卒業生たちの作品も展示しており、地域のランドマークとしても誇れると施設になると思います」と嬉しそうでした。