東邦高校美術科に4月オープンした実技専用の新校舎「創作棟」の地域住民向け一般公開が土曜日の5月27日に行われました。
創作棟は、外部から鑑賞できる卒業生たちの作品も展示し、地域のランドマークとしても誇れる創作拠点を目指しています。一般公開は住宅地に隣接する中での創作棟建設工事を暖かく見守ってくれたことへの感謝と、日頃の創作活動をより身近に感じ、理解を深めてもらおうと企画されました。
一般公開は午前10時から正午まで行われ、30人近い来場者がありました。授業はありませんでしたが、来場者たちは、普段の土曜日通り、生徒たちが自主的に油絵や日本画などの制作に取り組んでいる様子と創作棟内部を見学しました。
「回覧板で知り、せっかくの機会なので出かける前に前に見ておこうと立ち寄りました」と夫婦で訪れた住民は、「設備が新しくて素晴らしい」と感想を語りました。やはり近所の年輩女性も「外から見ていて、2階に窓がないのが不思議でしたが、天井から天然の明るさが採れることが分かりました」と納得の様子でした。
自らも絵を楽しんでいるという年輩男性は、油絵制作中の女子生徒に、自分のスマホに収められている作品を紹介していました。東邦高校の生徒たちと交流がある平和資料館「ピースあいち」館長の宮原大輔さんも訪れ、「生徒たちの作品のレベルが高いのに驚きました」と話していました。
1990年卒という女性は「私たちが学んだのは旧校舎で、(今年30周年の)美術科もまだなかった時代。創立100周年ということですが、私たちの時代とはすっかり変わりましたね」と話していました。
大学周辺に新たに建てられた住宅に引っ越してきた新住民たちも何組か訪れました。親子3人連れの女性は、「通りに面して公開されているアート作品をいつも楽しんで見ています。せっかくの機会なので見学させていただきました」と嬉しそうでした。
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2023.05.29