プロ野球のオリックスから育成ドラフト３位で指名された東邦高校の宮国凌空投手（3年生）が11月1日、オリックススカウト担当者らから指名のあいさつを受けました。
　あいさつに訪れたのは球団本部編成部副長の牧田勝吾氏と同部アマチュアスカウトグループチーフスカウトの下山真二氏。校長室で藤本紀子校長、山田祐輔監督、志水和史硬式野球部長とともに指名のあいさつや育成方針などを説明しました。
　宮国選手は２年生の時に右肩痛、３年夏は右手を負傷し、支配下での指名とはならず、育成での指名でした。指名を受けたことについて宮国選手は、「けがをしているので、育成でも半分以上はないかなと思っていましたが、指名された時はホッとしました。自分以上に野球部の仲間や家族が喜んでくれたのには感動しました。3年ほど前からピッチャーのすごいオリックスファンだったので指名はとてもうれしいです。オリックスの試合を見るたびに勉強になっていました。日本シリーズでも育成出身の選手が支配下で投げ、頑張っているので自分にも希望があるなと思って見ています。宜野湾中時代は宮城大弥投手と同じチームでプレーしていたので、プロでの再会も楽しみです」などと喜びを語りました。
　山田監督は「教え子として初めてのプロ野球選手。本当に感激しています。宮国のピッチングを全国に見せてくれることで、後輩たちも勇気をもらえると思う」と語りました。
　藤本校長も「スカウトの方がすごく宮国のことを、良い時も悪い時も見ていたくださり、その姿を評価してくださっていることを知りました。最高の環境でプレーできそうなことに感謝です」と感動の様子でした。