東邦高校と中京大中京高校は11月16日、名古屋市昭和区の中京大中京高校で共同記者会見を開き、11月23日に「創立100周年記念 オール中京・オール東邦 野球大会」をバンテリンドームで開催すること、これに先立ち18、19日、両校野球部が春夏甲子園で優勝した際の優勝旗12本を一般公開すると発表しました。
記者会見には中京大中京高校から梅村学園の梅村清英総長・理事長(中京大学長)、伊藤正男校長、東邦高校からは東邦学園の榊直樹理事長、藤本紀子校長が出席しました。
両校はともに1923(大正12)年に商業学校として開校。開校と同時に硬式野球部が創部された中京は、夏の全国選手権大会最多の7度(大会最多78勝)の優勝を誇ります。創部が中京に7年遅れた東邦は、春のセンバツ最多の5度(大会最多58勝)の優勝を成し遂げました。
中京大中京高校とともに歩んで100年について榊理事長は「私たちが生きている社会はいろんな面で競い合い、切磋琢磨する伝統があります。中京大中京さんは、私どもにとって高い壁、厚い壁、遠い目標でした。いろんなスポーツの中で、私どもにとってはやはり野球が学校を支え、生徒たちの人格を形成してきたのではないかと思っています。いろんな困難を乗り越えながら両校とも100周年を迎えました。新たな100年も良きライバルでありたいと思います」と語りました。
記念野球大会については「90周年の時も中京さんと軟式でOB戦をやりました。お客さんも招かない試合でしたがいい思い出でした。今回は2度とない100年。梅村理事長にお話をしたらぜひやりましょうということになりました」と経緯を説明しました。
梅村理事長も「東邦さんとは一言でいえば良きライバル。お互いに商業学校から始まり、硬式野球を通して切磋琢磨してきた。今回、こうしたチャンスに恵まれたことを大変うれしく思っています」と語りました。
対戦が決まってからの両校の盛り上がりぶりにつては、中京の伊藤校長は「野球部だけでなくいろんな生徒たちが生徒会、部単位で盛り上がっています」と報告。東邦の藤本校長も「生徒たちも大変楽しみにしています。OBの方々からも23日は応援にいくからという声が上がっており、23日は現役、OBがそれぞれ集う場になりそうです。マーチングバンド部も1万人の皆さんの前で演技を披露する機会をいただき大変ワクワクしています」と報告しました。
オール中京・オール東邦の野球大会は第1試合で社会人や大学でプレーしている現役選手、第2試合で高校生が戦いますが、観戦募集はすでに締め切られています。
優勝旗展は18、19日とも午前10時から午後3時まで中京大中京高校で開催され入場無料です。
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2023.11.17