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2023.12.06

「東邦学園慰霊の日」で「なごや平和の日」制定の動きを報告

 太平洋戦争末期、名古屋市東区の三菱重工業名古屋発動機製作所大幸工場で勤労動員中に米軍機空襲の犠牲となった旧制東邦商業学校の生徒・教師らを追悼する「東邦学園慰霊の日献花式」が12月6日、東邦高校で行われました。
 式典は午後1時から、「平和の碑前」で行われました。犠牲となった東邦商業19回生たちと同期で、96歳(1927年11月1日生まれ)を迎えた岡島貞一さん(名古屋市西区)も参列し、犠牲となった同期生たちを悼みました。
 榊直樹理事長は追悼の言葉を「今年も79年前の惨禍によって犠牲となられた東邦商業学校18人の生徒の皆様とお2人の先生に追悼の言葉を捧げます」と語り出しました。榊理事長は、ウクライナ、パレスチナ・ガザ地区での戦火について語り、「平穏な日々を不条理に奪う行為が、平然と行われる世界を目の当りにし、私たちは平和を強く希求する原点、79年前に皆様が遭われた悲痛な歴史を、心に深く刻む必要があります」と続けました。
 さらに、「学園は創立100周年を迎えることができました。天上におられる皆さま、誇れる後輩だと思って頂ける生徒たちの成果をご報告します。『なごや平和の日』が制定される運びとなったことです。制定へ大きな原動力の一つになったのが東邦高校生徒会です。ここ数年来の活動が、市政を動かすことにつながりました。後輩をどうか称えてあげて下さい」と報告しました。
 「なごや平和の日」の制定に動いている名古屋市総務局企画調整監の武田淳氏も慰霊碑の前で追悼の言葉を述べました。
 生徒会長の西岡莉々子さん(2年)も「慰霊の日を制定しようと先輩が声をあげてから8年間、途切れることなく続いた活動を受け継いできたことを誇りに思います」と述べました。
 式典では全員で黙とう。岡島さんを始め参列者による献花の列が続きました。

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