検 索

寄 付

NEWS &
INFORMATION

2024.06.13

美術科生徒たちが「なごや平和の日・戦後80年」で「屏風」制作へ

 太平洋戦争末期の1944年12月、名古屋市東区の三菱重工業名古屋発動機製作所に勤労動員されていた東邦商業学校の生徒・教員20人が空襲の犠牲になってから今年で80年、来年で戦後80年を迎えるのを機に、東邦高校美術科の生徒たちによる「屏風」制作プロジェクトがスタートしました。
 今年4月に制定された名古屋市の「なごや平和の日」は、東邦高校生徒会の10年越しの活動が大きな原動力となりました。5月14日に開催された「なごや平和祈念式典」でも生徒4人が「制定までの歩み」を述べ、市長との「平和合同宣言」を読み上げました。美術科の生徒たちも、生徒会での活動のほか、戦争と平和の資料館「 ピースあいち」(名東区)からの依頼で、記念パネルを制作するなどの取り組みに力を入れてきました。
 東邦学園では毎年12月、空襲犠牲者らを追悼する「慰霊の日」での献花式を行っており、今年も12月10日に開催されます。「屏風」制作構想は、「慰霊の日」が、今年で空襲から80年、来年が戦後80年になり、「なごや平和の日」制定の記念にもなるようにと、榊直樹理事長、美術科の加藤広士教諭(日本画)を中心に話が進み、6月12日、生徒たちが参加してキックオフミーティングが行われました。
 大学H棟第4会議室で午後3時半から行われたキックオフミーティングで榊理事長は、制作する屏風のテーマを「平和を切に希求し、その築き手である私たちが描く『過去・現在・未来』」としたいとあいさつ。「過去、現在、未来を、1グループ7、8人で描く。お互いに意見がぶつかるかも知れないが、たくさんの人たちが共通のテーマに向かって日本画に仕上げ、2曲3枚の屏風を完成させてほしい」と述べました。
 この後、生徒たちは、榊理事長から、制作のコンセプトに参考になりそうな、美術家や作品についての話を聞き、3グループごとのミーティングを行いました。

一覧に戻る

学校法人 東邦学園

〒465-8515
愛知県名古屋市名東区平和が丘三丁目11番地
TEL:052-782-1241(代表)