東邦学園が所在する名古屋市の名東区が、1975(昭和50)年に当時の千種区から分離独立して「区制50周年」を迎えます。学園はこれをお祝いしようとオリジナルファンファーレを同区へ贈ることにし、11月11日午前、名東区長室で贈呈式が行われました。ファンファーレは12月14日午後0時半から、猪高中学校で催される「めい冬(とう)フェスティバル『ユース音楽祭』」のオープニングセレモニーで、高らかに吹かれます。
贈呈式には名東区の杉浦橘区長、新美君栄区政部長、名東区制50周年記念事業実行委員会の林年夫会長、学園から榊直樹理事長らが出席しました。
ファンファーレは、吹奏楽団を長く指導し、数々の作曲も手がけてきた札幌大谷大学芸術学部音楽学科客員教授の内藤淳一氏が、学園の依頼を受けて作曲したオリジナル作品です。吹奏楽団の様々な楽器を用いたフル編成で演奏できるもので、華やかな響きで始まり、間もなくマエストーソの雰囲気で、誇らしく気品高いメロディーが続きます。
式の冒頭、ファンファーレの録音が披露され、杉浦区長からは「このファンファーレは、50周年事業の中で新しいレガシーを築くものとなります。幅広い年代層の方にも愛していただくよう、これから育ててまいります」と挨拶しました。続いて学園の榊理事長から名東区へ贈呈の目録、名東区から東邦学園へ感謝状が贈られました。
榊理事長は「東邦学園がこの地に来てから60数年、当時は千種区の一部で見渡す限り畑や原野だったそうです。以来、東邦学園は学園の歴史の半分を名東区でお世話になってきました。この地を育ててこられた皆様に、ファンファーレを受け取って頂いて、これからの50年・100年に、多くの場所で演奏していただければ嬉しいことです」と挨拶しました。
来月の「ユース音楽祭」には、愛知東邦大学と東邦高校による「TOHO MARCHING BAND」をはじめ、名東区の神丘中学校吹奏楽部、名東高校吹奏楽部、千種高校吹奏楽部の生徒たちが演奏を行います。音楽祭の開始を彩るのがファンファーレで、50周年を祝うきらびやかな響きが楽しみです。
NEWS &
INFORMATION
2024.11.11