東邦高校がモデルになった映画「80年後のあなたへ」が5月16日、全国の映画館で公開されました。東海3県では、名古屋駅前の「ミッドランドスクエアシネマ」など22館で上映中です。
東邦高校生徒会が、名古屋市に要望書を出したことがきっかけで制定された「なごや平和の日」ですが、その実話を基に出来上がったオリジナルストーリーの映画です。 「平和の日は制定されたけど、これで終わりでいいの?」と感じた生徒会長の山川ひまり(俳優・渡邉このみ)が主人公。彼女に思いを寄せる生徒会副会長の中濱謙太郎(俳優・中川翼)、FM局でアルバイトをしている大学生、山中あゆみ(俳優・村上なずな)ら7人の若い男女が「戦後80年」の節目に、この先の未来に残したいものは何か、という問いに向き合って、それぞれ一歩を踏み出してゆく青春群像劇です。空襲で大きな被害を受けた名古屋と、被害のなかった犬山でロケをしました。
東邦高校も協力し、正門わきの「平和の碑」や美術科有志が制作した「平和祈願図屏風」なども登場します。
また、映画に出演した渡邉さんら3人のトークショーが、14日の「なごや平和の日」に中区役所ホールで行われた「なごや平和祈念式典」でありました。 平和や映画について尋ねられ、中川さんは「東邦高校生徒会が作った『なごや平和の日』を知らない人が多く、それを伝えていかなければと思いました」と話し、村上さんも「私は地元・名古屋での活動が中心なので、今後も平和のために力になれたらと、思いました」と答えました。渡邉さんは「この作品に出演が決まり、自分で戦争のことを勉強しました。東邦の高校生がどうして平和の日を作りたかったのか、この先どうしようと思ったのか、答えはまだ見つからないけど、それを考えるきっかけになりました」と話していました。
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2025.05.16